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悲嘆のプロセス

我々人間は、生まれながらにして死すべき存在です。しかし、死は自分以外の第三者に起こることで、自分には関係ないと無意識に思っているのではないでしょうか?
確かに、医学の進歩は素晴らしく乳幼児や子どもの死を激減させ、伝染病など(一部)も根絶してきました。そして、それに対応する様に私たちの社会は、少しづつ死を覆い隠し目に見えない様にしてきたと思わずにはいられません。
しかし、死は現実であり、又日常です。私にも貴方にも死は訪れます。
目をそむける事ができない現実として、貴方自身の親・兄弟・友人知人などの死を体験するでしょう。その時貴方は...
貴方の人生をより良くする為には、死を正しく見つめる事は有意義な事ではないでしょうか?

エリザベス・キューブラー・ロスは、著書「死ぬ瞬間」の中で死に臨む人には、下記の五段階の過程があると言っています。

1.否認と孤立
2.怒り
3.取り引き
4.憂鬱
5.受容

人は自身の死を宣告された時、殆どの方は「自分の事ではない」・「何かの間違いでは」と否認をします。そして、その絶望的な現実を理解しはじめると「なぜ自分なのか」などの怒り の感情が噴出します。その怒りの噴出を過ぎると、避けられない現実を取り引きにより少しでも先に延ばそうと試みます。
(例えば、神や仏に対して娘の結婚式に出席できるまで生きる事が出来れば何でもします等)

そして、体に色々な症状があらわれ体力も落ちてくると楽観的な態度を維持できなくなり憂鬱の状態となっていきます(子どもや老人が家に居る場合などの生活上の問題も深く関係し、それらの問題が解決すると憂鬱が晴れることもある様です)

本人に十分な時間があり各段階を経ると、気が滅入る事や怒りの感情が薄れ、衰弱が進み、まどろむ時間が長くなります。この状態が受容で最後の時へ近づく眠り(休息)です。
(受容は、幸福とは異なり感情が欠落し周囲に対する関心が薄れる状態とも言えます)


ジャンケレヴィッチの言う三人称の死(他人の死)ではなく、身内の死に接するのは30年に一度ほどだと言われています。
死が現実的ではないのは、このスパンが長い事も理由の一つではないでしょか?
貴方が大切な人と別れる時「死に至る心の過程」を知っていることにより悔いの無い別れが出来るかもしれません。

最後に「よく死ぬことは、よく生きることだ」・「死の準備」日記:千葉敦子・イワン・イリッチの死: トルストイなどの書籍をご紹介させて頂きます。

これらの書籍は、「死に至る心の過程」を見ることが出来ると思います。生きる事について考えさせられ、貴方の人生に、新たな意味を見出す手助けとなるかもしれません。


参考文献及び著者プロフィール
○「死ぬ瞬間」
エリザベス・キューブラー・ロス
1926年 スイス生まれの精神科医
1965年からシカゴ大学ビリングズ病院で「死とその過程」のセミナー
を始め翌年「死ぬ瞬間」を出版し国際的に有名となる