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悲嘆のプロセス 愛する家族や友人の死は、非常に辛く悲しい体験です。残された遺族たちには心に大きな負担がかかります。どんな人でも愛する人の死に対して、心の準備など出来ていません。
全ての人に分け隔てなく訪れる死、そして残された遺族として悲嘆の中にある方やその人に接する方、全ての方が、心の悲しみの過程を知っておく事は有意義な事だと思います。
悲嘆のプロセス参考資料1  悲嘆のプロセス参考資料2


Catherine M. Sanders 「SURVIVING GRIEF...AND LEARNING TO LIVE AGAIN」の中で死別を体験した人は、下記の様な段階を経ていくとあります。

 1.ショック(Shock)
 2.喪失の認識(Awareness of Loss)
 3.保護と引きこもり(Conservation and the Need to Withdraw)
 4.癒し(Healing)
 5.再生(Renewal)

上記の内容を要約すると、愛する家族との死別を体験した場合、殆どの方は最初にショック
を受け頭が混乱し真っ白な状態になります。その後、喪失の認識がされ始めると大きな悲しみ・怒り・罪悪感などを感じ、精神的にも肉体的にも消耗し不安定な状態が続きます。
喪失の認識の後には、大きな悲しみ(痛み)により休息が必要となります。一人になり(引きこもり)十分休息を取る事が重要となります。この時期には、無力感や疲労感があなたを支配します。
休息が十分に取れれば、心も体も癒され自分自身をコントロールする事が少しずつ可能となります。これが癒しの段階です。
転換点はもう直ぐです。悲しみが無くなる訳ではありません。しかし、愛する者の死を確りと受け止めて、再び前向きに生きる再生を迎える事となります。

悲嘆のプロセス

残された遺族が、故人とどの様な状態で死別したのか(突然の事故、殺人、長期闘病)や、信仰している宗教などにより全ての人が同じ様な悲しみのプロセスを辿る訳ではありません。
又、順番が入れ替わったり引きかえしたりする事も考えられるでしょう。
そして大事な事は、この悲しみのプロセスをショートカットは出来ないという事す。悲しみのプロセスから逃げたり避けたいと思っても、それは先送りにしたに過ぎず、先送りにすれば更に複雑になってしまうのではないでしょうか。

悲嘆の痛みは、人生の一部であり愛情が深ければ深いほど痛みは大きくなります。悲しむべき時に悲しんで下さい。悲しみの表出を抑える事は、精神的にも身体的にも良い事はありません。悲嘆は人間として当たり前の反応なのです。あなたには悲しみを分ち合い、支えてくれる方が必ず貴方の近くにいると思います。
この悲しみのプロセスを知っている事により、より良く再生へ向けて行ければ良い思います。又、悲しみの最中の人に対して、どの様に接すれば良いのかの指針になれば幸いです。

*近年日本でも同様の研究が進み、日本人の場合にはショックと喪失の認識は、ほぼ同時に始まる傾向がるとの研究結果がある様です。


参考文献及び著者プロフィール

「SURVIVING GRIEF...AND LEARNING TO LIVE AGAIN」
死別の悲しみを癒すアドバイスブック 筑摩書房

Catherine M. Sanders
米国の心理学者、悲嘆と喪失に関してのエキスパート。
彼女自身も息子、兄夫婦、娘の夫、夫を短期間に亡くす経験を持つ。

「BEREAVEMENT」
死別 メディカ出版

Colin Murray Parkes
1962年 医学博士
1972年 英国王立精神医学教会会員(創立メンバー)
1975年 英国王立精神医学教会評議員
1975〜1993年 ロンドン大学医学部上席講師
など