鈴木葬儀社 手作りの葬儀なら鈴木葬儀社 代鈴
私どもはこんな会社です こんな事もしています 価格に関する考え方 葬儀に関する考察など 人体の死を科学します 悲しむ作業 葬儀に関する色々な情報
死体現象

人体には、死の直後からさまざまな変化が起きます、これを死体現象と呼びます。
遺体が置かれている状態により、死体現象の進行には差があり早期死体現象晩期死体現象に分けられます。葬儀社が遺体に施すドライアイスやエンバーミング等の処置は、これらの死体現象を出来るだけ遅らせる為に行われます。

早期死体現象

遺体が腐敗を始める前の比較的早い時期の死体現象のことを表します。
早期死体現象も下記のように分けることができます。

1)体温の低下

人体は死によって全身の物質代謝は停止します。遺体の置かれた場所の室温 (気温)や、その他種々の条件に左右されますが、時間と共に室温(気温)とほぼ等しい体温まで降下します。

2)血液就下及び死斑

心臓の停止と共に血液循環が停止します。通常遺体は、仰向け状態で安置されていますので、重力にしたがい血液は遺体の低い位置(背中の方)へ移動します。
この現象を血液就下といいます。この血液就下により、表皮から血液の色が確認できるようになったものを死斑といいます。

3)死後硬直

死直後には、筋肉は緊張を失い弛緩した状態になりますが、時間の経過と共に筋肉は硬くそして間節の可動性は失われていきます。通常死後2〜3時間後から顎関節・股関節・膝関節から始まり6〜8時間後には四肢の関節や指、趾などにも硬直が見られる様になります。
死後12〜18時間前後が最も硬直が進んでいる状態と言われていますが、種々の条件により死後硬直が早く現れる場合や遅く現れる場合があります。

4)表皮の乾燥

人体は、血液循環の停止に伴い水分の補給も停止し、そして表皮からの蒸発も手伝い水分を失っていきます。お顔などでは、特に口唇などが乾燥しやすく比較的早期に褐色に変色していきます。

5)角膜の混濁

死直後から角膜は乾燥などにより時間と共に混濁していきます。通常遺体は、閉眼する様にしますので確認は出来ませんが開眼していますと、瞳孔が見えなくなるほど混濁が進行します。

6)眼圧の低下

眼球の水分は蒸発と眼球の周囲への浸潤により低下していき、眼周辺の落ち窪みが目視で確認できるようになっていきます。



晩期死体現象

早期死体現象に続き自家融解と腐敗により物理的に崩壊していきます。
実際には自家融解と腐敗は併合して進行するので区別する事は非常に困難です。

1)自家融解

死直後から、臓器組織中に存在する酵素の働きにより嫌気性の分解が始まります。これを自家融解といいます。腐敗とは違い消化酵素を持つ臓器から早く進行しますが0℃以下ですとほとんど進行は止まります。

2)腐敗

腐敗とは、微生物などにより人体の有機物を分解されることを言います。
腐敗は主に、腸内細菌が血管を介して人体全身に広がります、腸内においては、死後数時間後には腐敗ガスが発生し始めます。この腐敗ガスが、眼球の突出や顔面などの膨隆をよぶ事があります。しかし、5℃以下の低い温度ではほとんど腐敗は進行しません。

通常遺体は、1〜1.5日経過しますと下腹部に変色が現れ、続いて上腹部そして胸部へ変色が現れます。
死後2〜3日経過すると血液は腐敗溶血し表皮では静脈に沿って変色が現れます。
これを腐敗網と呼びます。

さらに腐敗が進行しますと、表皮に腐敗性水泡が現れます。この水泡の中にはヘモグロビンなどの液体と腐敗ガスが溜まります。遺体の移動時など剥離した真皮が露出することもあります。以上のように腐敗は進行します。